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日本政府は、オセアニア東部に位置するクック諸島とオーストラリアの北東に位置するソロモン諸島に対して、コロナ対策を念頭に置いた感染症対策及び保健・医療体制整備のための無償資金協力を実施することを決定した。
クック諸島では、現時点では新型コロナウイルス感染症の発症者は確認されていないが、入国制限により人的・物的往来が制限され、主要産業が観光産業である同国は経済的に大きな打撃を受けている状況である。今後は入国制限の全面的な解除が検討されるため、保健・医療体制を整備する必要がでていた。そのため日本政府は、クック諸島に対して移動式超音波スキャナーなどの保健・医療関連機材を供与することを決定した。供与額は1億円となる。
ソロモン諸島では、現時点で新型コロナウイルス感染症の発症者は確認されていないが、入国制限により人的・物的往来が制限され、主要産業の林業・漁業・鉱業が低迷し経済的に大きな打撃を受けている。今後は海外から帰国できていないソロモン人の帰還などのために入国制限の解除が検討されるため、保健・医療体制を整備する必要がでていた。そのため日本政府は、ソロモンに対して小型救急車・患者用モニターなどの保健・医療関連機材を供与することを決定した。供与額は3億円となる。