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日本の防衛省・自衛隊は、スリランカ空軍に対して航空救難の能力構築支援を2月18日から19日にかけて実施したことを発表した。
防衛省・自衛隊では、自国が有する能力を活用して他国の能力の構築を支援する、能力構築支援事業を実施している。この事業は主にASEANなどのアジア地域を主に実施されており、スリランカに対しては2018年4月に捜索救難、2018年6月に衛生、2018年10月に捜索救難及び乗艦協力プログラム、2019年10月に航空救難の支援が実施されており、今回は再び航空救難の支援が実施されることとなった。
今回実施した支援は、スリランカ空軍関係者の約15名を対象として、コロンボのラトマラナ空軍基地の研修とスリランカ空軍司令部でのセミナーが実施された。空幕及び空自航空救難団からの参加者は、基地研修を通じてスリランカ空軍の捜索救難能力について理解を深めるとともに、スリランカ空軍の捜索救難部隊指揮官などに空自の経験及び能力を講義した。また、本事業の成果の一つとなるスリランカ空軍のための捜索救難マニュアル制定についての協議が実施された。