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東京都は、インドネシアやマレーシアなどから来日するムスリム(イスラム教の信者)などの外国人旅行者受入のためのセミナー・アドバイザー派遣・店舗見学・マッチング会を開催することを発表した。
東京都では、ムスリムやベジタリアンなどの多様な文化や習慣等を持つ外国人旅行者が安心して快適に滞在できる受入環境の整備を推進している。この取り組みの一つとして、外国人旅行者受入に必要な正しい知識やノウハウを習得してもらうため、関連事業者を対象として、「セミナー開催」「アドバイザー派遣」「店舗見学・マッチング会」が実施されることとなった。対象は都内の宿泊施設・飲食店・小売店・商店街・観光関係団体などとなっている。
「セミナー開催」では、全8回にわたりムスリム・ベジタリアンや多様な文化・習慣などを持つ外国人旅行者の受入に必要な知識を、基礎から先進事例の紹介まで幅広いテーマで紹介する。
「アドバイザー派遣」では、ムスリム旅行者・外国人旅行者の2つのメニューにおいて、事業者の抱える個別課題に対して助言などを行う専門家を派遣する。支援例としては、ムスリムやベジタリアンの嗜好に合わせたメニュー開発やムスリムを始め多様な文化習慣に配慮した接客に関する社員研修などを行う。また、実際にムスリム等の外国人旅行者対応を行っている飲食店にて実地研修を開催する。
「店舗見学・マッチング会」では、店舗見学会では、専門家の案内によりムスリム関連施設を訪問する文化体験や、ムスリム・ベジタリアン向けの食品・食材を扱う店舗の見学などを実施する。マッチング会では、国内で流通しているムスリム・ベジタリアン向けの食品・食材を扱うメーカー・卸が商品を展示し、情報交換や商談を行うことができるマッチング会を開催する。