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ASEAN+3及び東アジアサミットのエネルギー大臣会合が、9月5日にタイで開催された。
今回開催された会合は、アジアにおいて安定的なエネルギー供給・エネルギーセキュリティ・気候変動対策を強化することを目的として、各国のエネルギー担当大臣が政策協調や国際協力に向けた議論を行うために設けられた会合である。
この会合では『水素社会実現と運輸部門の脱炭素化、カーボンリサイクルに係る取組の紹介』『分散型エネルギーイニシアティブに係る取組の紹介』『Cleaner Energy Future Initiative for ASEAN(CEFIA)の立ち上げ』『地域におけるクリーンコール技術開発や、天然ガス活用の重要性の共有』などが行われ、9月末に日本で開催を予定している水素閣僚会議やカーボンリサイクル産学官国際会議やLNG産消会議に関しても各大臣より歓迎された。また、日本が実施している省エネルギー・再生可能エネルギー・石油備蓄・原子力安全の分野での人材育成などの協力事業が紹介され、参加国から歓迎された。
大臣会合が開催された機会をいかして、日本政府はタイのソンティラット・ソンティジラウォン・エネルギー大臣やフィリピンのアルフォンソ・クシ・エネルギー大臣と会談を実施した。これらの会談では、タイとフィリピンにおける電力・天然ガス・省エネルギー等の分野での協力や連携の確認を行った。