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千葉県の企業局水道部計画課は、東ティモール民主共和国で給水改善に向けた技術的な支援を実施するために新たな職員を派遣することにともない、出発式を開催することを発表した。
千葉県では、独立行政法人の国際協力機構(JICA)からの要請を受けて、東ティモール民主共和国にたいして給水改善に向けた技術的な支援を行うことを目的として、平成24年度から今までに長期派遣3名と短期派遣25名の合計28名の職員を派遣していた。今回は、現地で技術指導を行っている職員の任期が8月20日で終了するため、後任の職員を1年間の任期で派遣することにともない、出発式が7月24日に開催されることとなった。
派遣される職員は、給水改善アドバイザーとして、東ティモールの首都ディリの給水改善に向けた技術支援活動を行う。具体的には、『ディリにおける浄水場の維持管理及び浄水処理に係る技術力の向上』として、「浄水場設備の定期点検や修繕などの維持管理に関する技術指導」と「浄水場の運転管理や原水水質に応じた薬品注入などの浄水処理に関する技術指導」を実施する。『ディリにおける配水管の整備及び維持管理能力の向上』として、「配水管の整備計画の策定及び整備工事に関する技術指導」と「配水管の漏水調査や修繕対応などの維持管理に関する技術指導」を実施する。『東ティモールの水道システムを改善するための提言』として、「東ティモール水衛生局の各種制度や組織体制における課題の整理と水道システムの改善に向けた提言」を実施する。