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愛知県は、「愛知県多言語コールセンター」を6月11日から開設することを発表した。
愛知県では、訪日外国人旅行者数の増加は、秋のラグビーワールドカップなどの世界的なイベントが今後も開催されることにより、さらに増加すると見込んでいる。そのため愛知県は、外国人旅行者と中小規模の観光関係事業者を対象とした「愛知県多言語コールセンター」を開設することを決定した。
このコールセンターを利用することが可能な対象者は、外国人旅行者と、中小企業基本法に該当する愛知県内の観光関係事業者(宿泊施設、免税店、飲食店等)、観光施設、観光案内所などとなる。なお、交通事業者は対象外となる。
対応言語は、英語・中国語・韓国語・タイ語・ベトナム語・タガログ語・ポルトガル語・スペイン語・フランス語の9言語となる。運用時間は、基本的には24時間365日となるが、タイ語は午前9時~午後6時、ベトナム語・タガログ語・フランス語は午前10時~午後7時となる。
提供されるサービスは「電話通訳サービス」として、宿泊施設や免税店などの観光関係事業者が外国人旅行者を接客する時などに、コールセンターのオペレーターが電話を介して通訳を行う。また、外国人旅行者のコールセンターへの直接の問合せにも対応する。「翻訳サービス」として、飲食店のメニューや施設案内などの翻訳を実施することで、多言語表示の支援を行う。なお、このサービスは日常会話程度を想定しており、医療通訳や法律相談などの専門的な通訳・翻訳は対象外となる。