国際協力銀が日本の空調機器部品製造・販売企業のタイ展開を支援

日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行（JBIC）は、空調機器部品の製造・販売事業を手掛ける株式会社佐藤工機のタイ法人「SATO KOKI （THAILAND） COMPANY LIMITED」を金融面から支援するため、株式会社静岡銀行との協調融資を実施することを発表した。

佐藤工機は、主に空調機器に使用される冷凍サイクル部品の製造・販売を行う中小企業である。この企業では、タイに進出する本邦取引先に冷凍サイクル部品を供給するために、2006年5月に現地法人を設立し、この法人を通じてタイにおける一層の事業拡大を図っていた。そのためJBICは、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するため、現地法人の海外事業展開を支援することを決定した。

今回、JBICが実施する融資は、株式会社静岡銀行との協調融資により実施するものとなり、協調融資総額は150百万タイ・バーツとなる。JBIC単体では、融資金額105百万タイ・バーツ（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結している。