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国土交通は、航空政策の重点分野における日本・シンガポール両国の航空当局間の協力を更に進めるため、シンガポール航空局との2回目の政策対話を7月24日実施した。
今回の対話に出席した者は、日本側は大沼 俊之 航空局次長など、シンガポール側はハン・コク・ジュアン航空局長などとなった。会合では、昨年12月に締結した協力覚書において連携を強化することとした事項について、両国における取組の進捗を確認するとともに、【持続可能な航空】【航空交通管理】【ドローン、空飛ぶクルマ】の内容を取り扱った。
【持続可能な航空】では、「グリーンレーン構想」の実現に向けて両国間及び同様の意向を有する他国との協議を更に進め、近いうちに開催される国際会議において具体的な提案を行うことを目指すこととした。
【航空交通管理】では、5月に両国間で合意した環境に優しい航空交通管制(グリーンATM運用)に関する分析・評価の結果について共有し、新技術を活用した航空交通システムに関して、6月に実施した試験飛行の結果のレビューを行うとともに、国際的な枠組みへの導入についての意見交換などを実施した。
【ドローン、空飛ぶクルマ】では、3月にドローンのレベル4飛行が初めて実施されたことや、空飛ぶクルマの「運用概念(ConOps)」や基準の方向性を公表したことを紹介した上で、両国の更なる協力の方向性などについて意見交換した。