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岸田総理大臣と林外務大臣は、カンボジアで有力野党を排除して実施された総選挙により成立したカンボジア新政権に対して、批判はまったく行わない祝辞を発出したことが明らかになった。
カンボジアでは、有力野党を排除して7月23日に実施された投開票された総選挙により、フン・セン氏率いる与党カンボジア人民党が圧勝していた。その後、40年ほど実権を握ってきたフン・セン前首相の長男のフン・マネット氏が、新たな首相として承認されたことにともない、新たな政権が発足することとなった。
この発足にともない、岸田総理大臣と林外務大臣は、祝辞を発出した。
岸田総理大臣は、フン・マネット首相への書簡の中で、カンボジアとの間で二国間及び地域・国際場裏における協力を更に促進し、「包括的戦略的パートナーシップ」を強化していきたい旨を、また、民主主義に関してカンボジアの幅広い関係者との間で率直な議論と協力を行い、カンボジアの民主的発展を後押ししていきたい旨を伝えた。
林外務大臣は、ソック・チェンダサオピア副首相兼外務国際協力大臣への書簡の中で、「包括的戦略的パートナーシップ」の強化に向けて、外交当局間の連携を一層緊密にしたい旨を、また、日本はカンボジアの民主的発展を後押ししていく旨を伝えた。