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日本政府は、カンボジアのピア・レアン島における給水システムの整備を支援するため、96,775米ドルの贈与を行う。
カンボジアンのメコン川に挟まれた中洲であるピア・レアン島は、水道や電気のインフラ施設が未整備の孤立した地域であり、住民は地下水や雨水、飲用に適さないマンガンが含まれた河川水を利用するか、割高な価格でボトル水を購入せざるを得ない状況にあり、彼らが自宅近くで安心して使用できる水道設備が望まれていました。そのため日本政府は、この状況を改善させるための支援を実施することを決定した。
今回実施する支援は、ローカルNGOのカンボジアン・ウォーター・アソシエーションとの間で、「プレイベン州ピア・レアン島給水システム整備計画」についての、贈与契約(供与限度額96,775米ドル)を行う形で実施される。この支援では、プレイベン州ピア・レアン島内に浄水施設1棟を建設し、併せて約9.6kmの配水管を敷設する。この支援が実施されることにより、島内に浄水施設が整備され、水衛生環境が向上することで、住民の基礎生活の改善が見込まれる。