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日本の外務省は、ASEANの生物資源・生物多様性を支援する事等を目的として、6月11日に第2回日ASEAN科学技術イノベーションプラットフォーム(JASTIP)シンポジウムを開催した事を発表した。
日本政府は、アセアン加盟国(ブルネイ,カンボジア,インドネシア,ラオス,マレーシア,ミャンマー,フィリピン,シンガポール,タイ,ベトナム)との間における科学的な協力を、日本としての顔が見える形で持続的な共同研究・協力を推進していくことなどを目的として、日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)を開所する事を決定していた。この開所式を今年の2月26日に実施しており、この際には京都大学とタイ・インドネシア・マレーシアの3機関との間で協力覚書を締結していた。
2回目のシンポジウム(JASTIP)はインドネシアのジャカルタで6月11日に開催された。今回は、アセアンにおける生物資源・生物多様性の研究にフォーカスを当て、専門家から広く政策決定者を含むステークホルダーにJASTIPの活動を広め、ASEAN諸国と日本の間で多国間協力を促進することを目的に開催された。参加者は、JASTIPの実施機関である京都大学、ASEAN日本政府代表部、インドネシア科学院(LIPI)、ASEAN科学技術委員会の代表などが集まった。ASEAN日本政府代表部からは「JASTIPが、日とアセアンの科学技術協力の中核として、インドネシア、マレーシア、タイにおいて共同研究を展開することへ期待します。」との旨が表明された。