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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、田中明彦理事長が2月13日から16日にかけてスリランカ民主社会主義共和国を訪問し、ラニル・ウィクラマシンハ大統領兼財務大臣やディネーシュ・グナワルダナ首相など主要な閣僚との会談を実施したことを発表した。
ウィクラマシンハ大統領兼財務大臣との会談では、田中理事長からは、スリランカ政府による経済再建に向けた各種改革を今後も支援していくとともに、経済危機の影響を強く受けた脆弱層への支援を検討していきたいとの旨を述べた。ウィクラマシンハ大統領からは、スリランカ政府が取り組むIMFプログラムや債務再編を着実に進捗させるべく努力しているとの旨が述べられた。両者は各種改革の確実な実施による早期の経済再建の重要性を確認した。
グナワルダナ首相との会談では、グナワルダナ首相からは、日本による長年に亘る支援に対する感謝が述べられ、特に経済危機下で農村部・地方部に対するJICAの協力が極めて重要な役割を果たしているとの旨が述べられた。田中理事長からは、スリランカ政府が進める各種改革や債務再編が今後も順調に進むことを期待する旨が述べられた。