中国政府の海外版のスパイ行動との指摘も、中国人の池袋の旅券情報の不正流出で

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東京都の旅券課池袋分室(池袋パスポートセンター)で、中国籍の女性が個人情報を持ち出した事件が発生したが、中国メディアやSNS上では、これは中国政府で実施している報酬が貰える密告行動『朝陽おばさん』の海外版ではないかとの指摘がでている。

東京都は、旅券課池袋分室(池袋パスポートセンター)で、中野区に住む中国籍の女性が1,920名分の個人情報を持ち出した事件が発生したことを発表した。この女性は、株式会社エースシステム(令和2年度から4年度までの間、旅券課池袋分室の窓口業務を受託)が雇用し令和2年5月から令和5年3月にかけ業務に従事させていた者となる。

このニュースは、中国においても報じられた。中国のSNS上では、この事件に対しては、いわゆるスパイ活動に相当する『朝陽おばさん』の海外版ではないかとの意見が出ている。また、この持ち出した情報はすでに第三者に転売しており、商業目的の不正使用、不正パスポートの作成などに使用されたのではとの意見も出ている。

なお、『朝陽おばさん』とは、中国の北京市朝陽区で、行政機関が通報や密告を推奨していることから、町中で日常を暮しながら不審者に関連する情報を通報する市民ボランティアの略称である。

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