このページの所要時間: 約 1分3秒
日本政府は、イエメン共和国における市内道路改修計画と、サーフィル号からの石油漏出防止を支援するため、総額で5.63億円の無償資金協力を実施する。
市内道路改修計画への支援は、「アデン市内道路改修計画(UNOPS連携)」として、供与額4.22億円の無償資金協力により実施される。この支援では、アデン市の市街地道路を改修することにより、市内の主要施設及び国内避難民を含む脆弱なコミュニティへのアクセス改善を図る。また、この支援では、日本が令和4年無償資金協力「アデン港における効率性改善計画」で支援したアデン港に繋がる道路の改修であることから、アデン市内の物流効率化に資するものであり、暫定首都アデンの機能強化に向けたイエメン政府の取組を後押しするものとなる。
サーフィル号からの石油漏出防止の支援は、「浮体式貯蔵・取卸施設サーフィル号からの石油漏出防止計画(UNDP連携)」として、供与額1.41億円の無償資金協力により実施される。この支援では、サーフィル号の石油が積み替えられた代替施設を係留するための機材を供与することにより、タンカーからの石油流出による周辺海域における、甚大な環境被害及び世界規模の経済損失の発生の未然防止を図るものとなる。