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13日に発足する第2次岸田再改造内閣では、外務大臣には、場合によっては外国人が日本で出産した子に日本の国籍を付与する「生地主義」の適用もしていると明言した、上川陽子氏が就任することが明らかになった。
2021年4月13日に実施された法務大臣閣議後記者会見の際に、上川氏は「父母がともに外国人の子供につきましては、日本国籍を有しませんが、国籍法は補充的に生地主義、生まれた土地での国籍ということでありますが、この生地主義を採用することにより、日本で生まれた子についてできるだけ無国籍とならないような措置を講じているところであります」との旨の見解を示している。また、上川氏は、外国人の受け入れ拡大と環境整備にも尽力していた。
なお、日本の国籍法は「血統主義」と呼ばれる、親の国籍を受け継ぐこととなっている。しかしながら、国内で生まれた場合に、総合的に諸事情を踏まえた場合には、例外的に日本国籍を取得することが可能ともなっている。