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日本政府は、林外務大臣がモルディブに訪問し、アブドッラ・シャーヒド外相会談とディディ国防大臣との会談を実施するとともに、モルディブの若手行政官などが日本の大学院で修士を取得することを支援するために1億2,200万円の無償資金協力を実施することを発表した。
アブドッラ外相会談との外相会談では、両者は自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の新たなプランの下、気候変動・防災や、海における法の支配を始めとする幅広い分野で二国間協力を進めていくことで一致した。
ディディ共和国・国防大臣との会談では、林大臣からは、今回の訪問に際して引き渡された消防艇及び海上保安関連機材によってモルディブの法執行能力が強化されることを期待する旨を述べた。ディディ国防大臣からは、消防、海上保安、災害救助などの今までの日本の経済協力への謝意が表明された。
無償資金協力に関しては、アブドッラ外務大臣の立ち会いの下、1億2,200万円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われた。この支援は、モルディブの将来を担う若手行政官などが、日本の大学院において学位(修士)を取得することを支援するものとなる。