このページの所要時間: 約 1分20秒
ASEAN事務局は、カオ・キムホン事務総長が日本に訪問し、林芳正外務大臣、西村康稔経済産業大臣、経団連の十倉雅和会長への表敬訪問などを実施したことを発表した。
林外務大臣との会談は、6月5日に実施された。会談では、林大臣からは、カオ・キムホンASEAN事務総長が頻繁に訪日し日・ASEAN関係の強化に尽力していることに対し謝意を表するとともに、本年は日本ASEAN友好協力50周年の歴史的節目であるとして、12月の特別首脳会議の成功に向けて緊密に協力していきたい旨を述べた。また、引き続きASEAN一体性・中心性を支持するとともに、「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」の主流化を後押ししていく旨を述べた。カオ・キムホン事務総長からは、長年にわたる日本のASEANに対する協力への謝意が述べられ、日・ASEAN50周年の成功に向けて協力していく旨が述べられた。また、日本のAOIP協力への謝意が表明されるとともに、今後の協力への期待が表明された。
西村康稔経済産業大臣との会談では、2023年の日・ASEAN関係樹立50周年を記念した日・ASEAN経済協力の進展、エネルギー協力、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)などについて議論した。
経団連の十倉雅和会長との会談では、日・ASEAN友好協力50周年を記念した日・ASEAN経済共創ビジョンに関する協力について議論した。また、デジタルトランスフォーメーション、循環経済、サプライチェーンの接続性などに関連する問題についても意見交換を実施した。