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小池百合子氏が知事を務める東京都は、観光関連事業者のための外国人材活用に関する『外国人材活用に関する専門家派遣』と『外国人材採用支援セミナー』を実施することが明らかになった。
東京都の見解によると、観光産業においては、令和元年4月より新たな在留資格「特定技能」が創設され、「宿泊」「外食業」の分野が認められるなど、外国人材受入の法整備が進んでいるところであるとしている。そのため、東京都では、インバウンド対応力の強化には外国人材の活用が不可欠であるとして、インバウンドへの対応が求められる観光関連事業者を対象に、『外国人材活用に関する専門家派遣』と『外国人材採用支援セミナー』を実施することとなった。なお、観光産業外国人材活用支援事業運営事務局は、(株)パソナ内となっている。
『外国人材活用に関する専門家派遣』は、外国人材の採用・定着などに取り組もうとする観光関連事業者に対して、専門家が採用方法や在留資格の手続方法、離職防止策など、ニーズに合わせた助言などを行うものとなる。支援事業者数は、20事業者となり、1事業者あたり最大5回までとなる。対象となるのは、都内に本社又は主たる事業所を持つ宿泊業・飲食業・小売業(免税店)の経営者及び人事担当者などとなる。
『外国人材採用支援セミナー』は、外国人材の採用に向けた自社ブランディング方法や、特定技能など在留資格のポイントなどを解説するセミナーをオンライン形式で実施するものとなる。セミナー内容は、「観光産業における自社ブランディング」「在留資格の種類と申請の流れ」「雇用関係助成金・補助金制度」「個別相談会」となる。