一帯一路推進の中国の清華大学委員会書記が武井副大臣に表敬

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画像提供:外務省
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中国共産党清華大学委員会書記の邱勇(きゅう・ゆう)氏は、武井俊輔外務副大臣への表敬を5月9日に実施した。

表敬を受けた武井副大臣からは、邱書記が長年にわたり清華大学と日本各界との交流促進に尽力していることに敬意を表するとともに、岸田総理と習近平国家主席との共通認識である「建設的かつ安定的な日中関係」の構築に向けて、両国の未来を担う若い世代を含む国民交流をしっかりと後押ししていきたいとの旨を述べた。邱書記からは、日中両国の友好関係を発展させることが重要であり、今後も清華大学として人文交流の面で貢献していく旨が述べられた。両者は、日中間の交流の再活性化に向けて連携していくことを確認した。

清華大学は、習近平氏を輩出した大学であり、邱勇氏は2015年から大学校長に在任しており、2022年からは常務副書記に着任している。邱勇氏は、中国は近代化を推し進めつつ、人類運命共同体の構築と、習近平国家主席が提唱した経済圏構想「一帯一路」の建設を推進していく意向であることを表明している。また、邱勇氏は、清華大学のアジア地域などへの影響力を強化させることなどを目的として、中国主導によりアジア大学連盟(AUA)を2017年に発足させている。この動向は、「一帯一路」の構想を浸透させる側面もあるとの見方もある。

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