愛知県は、中国の習近平中国国家主席を輩出した中華人民共和国国務院の教育部直属の国家重点大学である清華大学と、日本の県内の大学生との交流を促進する取り組みの一つとして、県内大学生に対して清華大学が開催するサマースクールへの参加を呼び掛けている。
愛知県では、中国の習近平中国国家主席を輩出した清華大学と2019年9月に、「包括交流に関する覚書」に愛知県の大村秀章知事と清華大学の邱勇(きゅう ゆう)学長が署名・締結し交流を進めていた。この覚書では、『次代を担う若者同士の理解と友情をさらに深めるため、双方の青少年学生交流を積極的に促進する』『双方の人材育成や学術・技術交流を促進するため、あらゆる人材交流の機会の創出に努める』などの活動を実施することが明記されていた。
今回は、覚書に基づく交流の一環として、清華大学が開催する今年度のサマースクール「Tsinghua Global Summer School 2022」に参加する愛知県内の大学生の募集を開始した。
「Tsinghua Global Summer School 2022」は、テーマを『A Healthy Planet for Sustainable Development』として、7月4日から10日までの7日間にわたって、オンライン形式で開催される。内容は、講義、ワークショップ、ハッカソン(グループワーク)となる。
募集対象となるのは、「愛知県内の大学に在学中の大学生(学部生)であること」「プログラムに参加するのに十分な英語力を有すること」の全てを満たす者となる。なお、名古屋大学及び名古屋工業大学については、清華大学と個別に協定を締結しており、締結校としての参加枠が確保されていることから、今回の募集の対象外となっている。
愛知県としては、『アジアトップレベルの清華大学のプログラムを受講し、また、世界中から集まった参加者と交流できる、またとないチャンスです!多くの学生の皆さんからの応募をお待ちしています』とのコメントを発している。