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萩生田光一経済産業大臣は、ASEANに対する支援の一つとして、アジアの高度人材に対して日系企業への就職機会の提供を支援することを表明した。
日本の経済産業省、インドネシア外交政策コミュニティ(FPCI)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)の共催によるオンラインイベントが開催された。
このイベントで萩生田光一経済産業大臣は、「ASEAN に対する日系企業の真の貢献は、一貫して人材に投資し、地場に根差した産業基盤の構築と能力獲得を可能としてきたことです。日本企業の中には、中小企業の生産効率向上のために人材面から取り組む自動車メーカーや、安全規制の向上のために規制当局の人材育成に取り組む冷凍機械メーカーもいます。日本政府も、生産ノウハウから、省エネ、サイバーセキュリティなど幅広い分野で、専門家派遣や受入研修の支援を行い、こうした企業の取組を後押ししています」との旨を述べた。
その後に、「これらの取組を更に拡充し、意欲あふれる能力の高い若者たちに活躍の場を用意します。私が以前大臣を務めた文部科学省では、我が国の大学が外国の大学と連携して学位プログラムを構築する取組を強化しています。この取組とも連携し、今後5年間で、その卒業生を含め、意欲あふれる5万人のアジアの高度人材に対し、日系企業への就職機会の提供を支援します」との旨を述べた。