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第一回目となる『地域社会の多様性を促進する日本語教育研究会』が、10月29日に開催される。
三重大学の見解によると、三重県内の外国人就労者数は年々増加しており、居住する外国人が、日本人と一緒になって日常の社会生活を安心して円滑に過ごせる環境を、社会全体が整備することに取り組む必要があるとしている。そのため、第一回目となる『地域社会の多様性を促進する日本語教育研究会』が開催されることとなった。
この研究会の主催は三重大学となり、後援は三重県国際交流財団(MIEF)となる。この研究会では、地域の日本語教育に関する幅広いテーマを取り上げ、講演会およびワークショップ開催を通じ、北勢地域の企業や市民への専門的な知見の提供に加え、関係組織間を結ぶ連携基盤を構築し、地域社会を下支えすることを目指している。予定しているプログラムは、第1部 講演「日本語教育をひらく:産学連携から地域の多文化共生へ」、第2部 ワークショップ「企業内コミュニケーションと日本語教育」となる。
第1部 講演は、カシオ計算機株式会社 教育BU 関数戦略部 商品企画室 学販担当室長が講師を務める。第2部 ワークショップは、普段私たちが何気なく行っている「会話」を観察し日本語を教える時に留意することについて考えるものとなる。なお、これは、日本学術振興会の科学研究費助成事業「在アジア日系企業内コミュニケーションにおける共同理解構築のための基礎的研究(18K12425)」でもあり、これには今まで364万円が交付されている。