ASEANは日本・中国・韓国とそれぞれ外相会談を開催

東南アジア10か国から成るASEAN（東南アジア諸国連合）は、日本政府、中国政府、韓国政府との間で、それぞれ外相会談を実施した。

日・ASEAN外相会談では、対日調整国を務めているベトナム外相から、過去3年間に亘り、日ASEAN関係が着実に進展していることを歓迎しつつ、日本とASEANの戦略的パートナーシップ関係を更に深化させたい旨が述べられた。茂木大臣からは、ASEAN各国のアスリートの活躍にお祝いを述べるとともに、引き続き最高の競技を繰り広げることを期待している旨を述べた。また、ASEAN諸国で多くの新型コロナ感染者が発生していることへのお見舞いを述べ、日本はASEANの真の友人として、保健・医療分野での支援、ワクチンの提供、ASEAN包括的復興枠組等への支援を通じて、この難局を共に乗り越えていきたいとの旨を述べた。

韓・ASEAN外相会談では、ベトナムから、ASEANと韓国の戦略的パートナーシップ関係を更に深化させたい旨が述べられた。韓国からは、ASEANにおけるパンデミック対策支援として、すでに100万米ドルの支援を実施しており、今後も医療分野の支援を強化していく旨などが述べられた。

中・ASEAN外相会談では、ベトナムから、ASEAN諸国の中国への輸出を促進することや、中国が引き続きASEANにコロナワクチンを提供することなどを希望する旨が述べられた。