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東京都では、多文化共生社会の実現に資する専門人材を育成するため、2021年度多文化共生コーディネーター研修が9月30日から10月28日にかけて開催される。
一般財団法人の東京都つながり創生財団によると、東京都内には、約54万人の外国人住民が暮らしており、コロナ禍によって、やや減少しているものの、中長期的には、今後さらに増えることが予想される中、国籍や民族の異なる人々が地域社会の構成員として、共に生きていく多文化共生社会を実現することが重要になっているとしている。そのため、東京都つながり創生財団は、東京都が平成28年に策定した「東京都多文化共生推進指針」に基づき、地域における外国人の多様なニーズにきめ細かく対応し、多文化共生社会の実現に資する専門人材である「多文化共生コーディネーター」の研修を実施することとなった。
対象となるのは、都内区市町村及び地域国際交流協会の職員、都内多文化共生に係る市民団体関係者など(現在コーディネーターの役割の方あるいは将来コーディネーターの役割を担当される方を想定)となる。研修のカリキュラムを担当しているのは、全体監修は明治大学の教授、研修ファシリテーターは一般財団法人 自治体国際化協会認定多文化共生マネージャー、特定非営利活動法人 国際活動市民中心CINGA 理事、一般財団法人 港区国際交流協会、一般財団法人 自治体国際化協会認定多文化共生マネージャーとなる。
予定しているカリキュラムは、「多文化共生のこれまでとこれから」「東京都の取組」「出入国在留管理行政」「コーディネーターについて考えるワークショップ」「子どもの教育」「情報提供・生活相談」「就労・労働」「災害対応」「医療・保健」「日本語教育」「福祉・居住」「意識啓発」「社会参画」となる。