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富山県は、大規模災害が起きたときには外国人住民に対しての特別な支援が必要であるため、県民などに対して、ボランティアとして外国人支援の要として活躍できる人材育成を目的とした研修を実施する。
富山県の見解によると、大規模災害が起きたとき、言語の違いによる情報不足や文化・慣習の違い、災害経験の少なさなどから、外国人住民に対して特別な対応が必要となるとしている。そのため、富山県と(公財)とやま国際センターでは、災害時における外国人支援の要として活躍できる人材の育成を目的とし、『災害時外国人支援ボランティア研修【やさしい日本語研修】』と『災害時外国人支援ボランティア研修【多言語翻訳研修】』を開催することとなった。
『災害時外国人支援ボランティア研修【やさしい日本語研修】』は、7月3日に実施される。対象となる者は、災害時の外国人支援に関心のある者となり、外国人も参加可能となっている。東日本大震災や熊本地震でも情報提供の際に使われ、災害時におけるやさしい日本語での情報提供についての研修が行われる。
『災害時外国人支援ボランティア研修【多言語翻訳研修】』は、7月11日に実施される。対象となる者は、災害時の外国人支援に関心のある者、日本語のほか外国語で日常会話程度の語学力のある者となり、外国人も参加可能となっている。災害時における外国人支援に関する情報の通訳、翻訳(英語、中国語、ポルトガル語)についての研修が行われる。