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上川陽子法務大臣は、外国人の仮放免者と支援団体に対して行われた誹謗中傷を人権白書に記載するかとの記者からの質問に対しては、人権白書に記載するかは来年に検討するとの見解を示した。
6月8日に実施された記者会見の際に、東京新聞の記者から「人権啓発のためのガイドブックを作るということですが、これに関して、外国人の仮放免者に対する誹謗中傷や、また最近は仮放免者の支援団体に対する誹謗中傷が、ネットの中で非常に広がっております。こういったことを指摘する項目があるかという点、もしないなら今後の見直しがあるかについてお答えください」との旨の質問が行われた。
この質問に対して大臣は、「今御指摘の内容については、その形の中での項目はございません。ヘイトスピーチ関係についてはございまして、これはもうずっと取り組んできたところであります。正に今回お尋ねのように、外国人の方々に対する誹謗中傷があったというような御指摘もあるところでございますので、絶えずフォローしていきたいと思っております。また、この白書は、1年間かけて企画構成をしながら取り組んできたことについて、それを一つずつ実証しながら、データに基づきまして、作成させていただいているところであります。そのため、今おっしゃっていただいたようなことについては、これからの課題としては当然のことながら入るわけでございますけれども、また、来年の白書の中で、そうしたことにつきましても言及をしていくかを検討していくということであります」との旨の見解を示した。