日ASEANフォーラム、コロナ対応で緊密に連携へ

第36回日ASEAN（東南アジア諸国連合）フォーラムがオンライン形式で5月27日に開催された。

日ASEANフォーラムは、日本とASEAN側対日調整国において交互に開催し、日本とASEANの関係について次官級で意見交換を行う枠組みである。今回のフォーラムには、共同議長である森健良外務審議官とベトナムのグエン・クオック・ズン外務次官などが参加した。

今回のフォーラムでは、新型コロナウイルスのパンデミックに対応するために日本とASEANは緊密に協力していくこと、貿易・投資・持続可能開発・デジタル技術・サイバーセキュリティ・災害管理・スマートシティ・人的交流などの分野における協力を今後も強化していくことに合意した。ASEAN側からは、日本からASEANに対して実施している医療分野などに対しての支援に、感謝の意が述べられた。また、両者は、今年に開催予定のASEAN関連首脳会議や外相会議に向け、自由で開かれたインド太平洋の実現やASEAN感染症対策センターの設立等に向けた協力の意見交換も実施した。