兵庫県は多文化共生センターの相談事例公開、ごみの捨て方・生活保護申請の通訳等

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兵庫県は、2020年度の、ひょうご多文化共生総合相談センターにおける外国人県民相談状況を発表した。

2020(令和2)年度の相談件数は、3,630件となり、対前年度比26.6%増加した。相談方法は、電話相談が2,786件、来所相談837件となった。相談言語は、1位がスペイン語1,742件(48.0%)、2位がポルトガル語664件(18.3%)、3位が日本語449件(12.4%)、4位が英語394件(10.9%)、5位が中国語226件(6.2%)となった。相談内容は、1位「くらし」607件(16.7%)、2位「医療」590件(16.3%)、3位「社会保障」510件(14.0%)、4位「出入国等」378件(10.4%)、5位「教育」347件(9.6%)となった。

相談事例では、『くらし』分野では、「粗大ごみの捨て方を教えて欲しい」「隣人の行動に迷惑している」「マイナンバーカードの作り方とマイナポイントの申請を手伝って欲しい」などがあった。

『医療』分野では、「熱が出て病院で診てもらったがコロナの検査をしてくれなかった」「がんが見つかり仕事ができない。傷病手当をもらえるか」「子供がアレルギーの検査を受けるので通訳して欲しい」などがあった。

『社会保障』分野では、「コロナ関係で特別定額給付金、緊急小口資金、持続化給付金、住居確保給付金などの申請手伝い」「生活困窮者の生活保護の申請などを市役所等窓口への通訳」などがあった。

『出入国等』分野では、「母国へ一時帰国していてコロナで日本へ戻れない。再入国許可の期限が切れるが大丈夫か」「短期滞在で滞日しているがコロナで帰国できない。ビザの更新手続きを教えて欲しい」「結婚/離婚したら、在留資格はどうなるのか」などがあった。

『その他』分野では、「学校からの書類が読めないので説明して欲しい」「会社都合で辞めることになった。雇用保険をもらう手続きを教えて欲しい」「離婚した配偶者へ養育費の請求をしたい。弁護士を紹介して欲しい」「自転車でぶつかった相手方から示談の話が来た。どのようにすればよいか」「住民税の支払い通知が来たが、収入が激減しており支払いが難しい」「履歴書の作成を手伝って欲しい」などがあった。

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