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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、東ティモールにおける洪水被害に対する国際緊急援助が、同国政府に引き渡されたことを発表した。
東ティモール国に対し供与する緊急援助物資は、4月11日に東ティモールの首都ディリに到着した。物資が引き渡されることにともない、引渡し式典が開催されることとなった。この式典は、プレジデンテ・二コラウ・ロバト国際空港にて、東ティモール側からは、ジョルジ・トリンダデ・ネベス・カモエス外務協力省次官、ジョアキム・ジョゼ・グスマウン・ドス・レイス・マーティンス国民保護国務担当府国務担当大臣が出席した。日本側からは、駐東ティモール臨時代理大使、JICA 東ティモール事務所長らが出席した。
引渡式では、東ティモールの外務協力次官より4月4日の洪水発災後に外国から届く最初の支援物資であり日本の迅速な支援への謝意が示された。マーティンス国務担当大臣からは、長年にわたるJICAとの協力関係に感謝し、受け取った物資は迅速に被災者へ届けたいとの旨が述べられた。
日本の臨時代理大使からは、今回の洪水被害が一日も早く収まることを希望する旨、そして2011年の東日本大震災で日本は各国から支援を受けており、日本の災害経験を踏まえた恩返しであることが述べられた。後藤JICA所長からは、災害からのより良い復興を提案する旨の発言が行われた。
今回供与された援助物資は、東ティモール政府から被災者に届けられる。