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長野県の県民文化部は、7月は多文化共生推進月間として、ポスターなどによる多文化共生の啓発活動を実施することを発表した。
長野県の発表によると、長野県内に暮らす外国人は令和元年12月末時点で37,533人となり、5年連続の増加となっている。地域に暮らす外国人が安心して働き、教育を受け、必要な医療を受けることができる社会を創造することは、活力ある持続可能な地域づくりに欠かすことのできない視点としている。そのため長野県は、広く多文化共生意識の浸透を図るため、7月を「多文化共生推進月間」としている。なお、長野県の見解によると、「多文化共生」とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこととしている。なお、この定義は総務省の「多文化共生の推進に関する研究会(2006年3月)」の定義によるものでもあるともしている。
今回実施する「多文化共生推進月間」では、重点的に広報啓発を行うため『ポスターによる広報』『県庁1階ロビー展の実施』『懸垂幕の掲示(県庁東庁舎)』が行われる。今回使用されるポスターのデザインは、岡学園トータルデザインアカデミーが行っている。県庁1階ロビー展は、6月29日から7月3日まで行われる。懸垂幕の掲示(県庁東庁舎)は、7月1日から7月31日まで行われる。