このページの所要時間: 約 0分58秒
静岡県は、システムへの不具合により、在留期間満了を迎える外国人に対しての児童扶養手当の支給の遅延が発生していたことを発表した。
静岡県の発表によると、今年の5月中旬に受給者から吉田町役場を通じて、5月支給額の口座への振込が確認できないとの問合せがあった。そのため、こども家庭課でシステムの不具合の影響が生じうる受給者全員について支給状況を確認したところ、当該受給者を含めて3人において未払いとなっていることが判明した。
今回の未払いが発生していた原因は、平成30年12月に児童扶養手当システムの保守業者が同システムのバージョンアップ作業を行っており、バージョンアップ後のプログラムの不備により、令和元年11月以降に在留期間満了を迎える外国人について、支給期間延長処理を行うと、延長後の支給額が0円となる場合がある、システム上の不具合が生じていた。この不具合への対応には、保守業者との連絡・確認が不十分であり、データ修正が適切に行われなかったため、未払いが発生した。
未払いが発生していた人たちには、説明と謝罪を行い未払い額について支払処理を行ったとしている。