大阪府は外国ルーツの児童学習支援で教材多言語化、英・越・泰・馬・中・韓等

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大阪府は、「大阪府 帰国・渡日児童生徒学校生活サポート」ウェブページをリニューアルしたことを発表した。

大阪府の発表によると、大阪府の小中学校には外国にルーツのある児童生徒がたくさん在籍しており、母語は多岐にわたっている。そのためこれらの児童生徒の中には、日本語での学習に日々困っている子どもがいる。また、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、「新しい生活様式」のもと学校が再開されることになり、家庭学習を含めてよりいっそうこれらの児童生徒への学習のサポートが必要となっていた。そのため大阪府では、今まで作成してきた学習教材をウェブページに学年別で掲載するとともに、この教材の解説動画を新たに作成して配信していた。

今回は、これら教材について、当該児童生徒の家庭学習をサポートするために、英語、ポルトガル語、ベトナム語、中国語、ロシア語、韓国・朝鮮語、タイ語、マレー語、クメール語の9言語に翻訳した問題や動画のセリフ、解説動画などが掲載されることとなった。この翻訳は、大阪大学・人間科学研究科及び言語文化研究科を始めとする学生・大学院生のボランティアの支援により作成されているものである。

大阪府では、今後も作成する教材や解説動画もできる限り多言語に翻訳していき、外国にルーツのある児童生徒の学習機会の保障につなげていく方針である。

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