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ASEAN各政府の首脳は、ミャンマーの首都ネピドーで開催される第25回ASEAN首脳会議に参加するため訪問しており、正式な首脳会議が11月12日から開催されたことをアセアン事務局は発表した。今回の首脳会議は、2015年末に予定されているASEAN経済共同体の設立が迫っている事もあり、重要な会議となっている。今回の首脳会議はミャンマーが初めて議長を務めている。
ASEAN事務総長のル・ルオン・ミン(Le Luong Minh)によると、今回の首脳会議はASEAN経済共同体の設立のために様々な施策の実施・調整が行われる重要な会議である。ASEAN経済共同体の設立にあたり様々な調整が必要となることから、ASEAN事務局の強化が行われる見込みである。議題は、ASEAN経済共同体に関することが中心であるが、南シナ海の領有権問題と気候変動なども議題にあがっている。
日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、米国などの国々とも個別に会談を実施する予定である。特にASEAN+3(アセアンと日本・中国・韓国)の枠組みの国とは気候変動、海上安全保障、食糧安全保障、エネルギー、大流行疾患などの共通の問題について意見交換を行う予定である。