モルディブの海上油流出事故の対応強化を支援、3億の無償資金協力

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画像提供:外務省(11月のモルディブ大統領就任式に日本の特使が訪問した際の様子)
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日本の外務省は、モルディブの海上油流出事故への対応能力強化のための支援として、3億円の無償資金協力を実施する事を発表した。

モルディブは約1,200の環礁島から構成される小島嶼開発途上国であり、インド洋シーレーンの要衝に位置して船舶の往来が多いために大小様々な規模の油流出事故が多く発生している。これらの事故が発生すると、流出油が海に拡散して深刻な環境問題に発展するとともに観光業や観光資源に損害を与えることになるが、モルディブ沿岸警備隊では本格的な油濁処理機材を所有していないため、小規模な油流出事故以外には対応出来ていない状況であった。そのため日本政府は、この体制を強化するための支援を実施する事を決定した。

今回の無償資金協力は「経済社会開発計画」として実施される。この協力に関する書簡の交換式は、モルディブの首都マレで薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官の立ち会いのもとで、日本の駐モルディブ大使とアブドゥッラ・シャーヒド外務大臣との間で実施された。この支援では、日本で製造された油回収機・オイルフェンス・展張船等の油濁処理機材を供与し、海上で油流出事故が発生した際の対応能力強化と観光資源の保全を図る。

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