株式会社東急百貨店はタイの有力企業である「MBK PublicCompany Limited(MBK)」と共同で、6月19日にタイのバンコク郊外に新店「バンコク東急百貨店パラダイスパーク店」をオープンした。東急百貨店の海外店舗はこれが2店舗目となる。また、髙島屋も2017年にタイ・バンコクに「サイアム髙島屋(仮称)」を出店する予定であり、日本の百貨店業界はタイへの出店を強化していく見込みである。
日本の百貨店業界は1980年頃からタイをはじめとする東南アジア地域への進出を進めていたが、日本式にこだわり過ぎ、現地ニーズを把握しきれず、また的確なローカライズを実施していなかったことから、日本人観光客を呼び込む事には成功しても、現地人から支持を得られずに、現地大手との競争に負ける形で撤退が相次ぎ、進出が停滞していた。しかしながら、日本では国内市場が飽和状態であり、出生率が改善しておらず、今後も確実に訪れる人口減少による国内市場の縮小を見越して、日本の百貨店業界は確実な成長が見込めるタイなどへの進出を再開する方針である。
今回の東急百貨店が出店する店舗では、メインターゲットを現地住民としており、婦人・紳士ファッション、ビューティー、子供服などを展開している。1号店のバンコク東急百貨店で培った百貨店運営のノウハウをいかして、上質な品揃え、売場環境を提供していく方針である。
髙島屋が2017年に予定しているタイへの出店は、バンコクのチャオプラヤー川西岸に完成予定の大型複合施設「ICONSIAM」のショッピングモールにおけるアンカーテナントとして「サイアム髙島屋(仮称)」を出店する予定である。
髙島屋とタイの歴史は深く、1950年にタイから日本橋髙島屋に子象の「高子ちゃん」が贈られ、屋上に展示され子供達の人気の的になった事からはじまっている。その後も定期にタイに関するイベントが実施されており、今年もタイ製品の魅力などを伝える「見て、さわって、香って、タイを感じて Touch of THAI」がタイ国政府商務省国際貿易振興局の協力を得て開催されている。
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ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。
失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。
インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
しかも情報垂れ流し。
日本は経済制裁すべきですな
こんなの泥棒国家支援するな!
中国に頼め
何を偉そうに・・
賄賂もらって情報流しただけじゃないか!
毎々、興味深く拝読しております。
有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。
さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?
日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。