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フィリピンのフィデル・ラモス元大統領は、中国政府とフィリピン政府の橋渡し役として中国に訪問し、南シナ海問題に関する協議を行う事となった。中国国営メディアが報じた。
フィリピン政府と中国政府は南シナ海の領有権問題で争っており、オランダのハーグ仲裁裁判所は南シナ海における中国の主権を否定する判決を下していた。中国政府はフィリピン政府に対して二国間の話し合いで解決するよう呼び掛けていたが、中国政府側が仲裁裁判所の判決を前提としない話し合いを行う事を要望している事に対して、フィリピン政府側は仲裁裁判所の判決を前提とした判決を行う事を要望していたため、両者の話し合いは決裂している状況であった。
この決裂している状況にも関わらず中国政府は南シナ海における実質的な支配を進めていたため、フィリピン政府側が元大統領を派遣する形で話し合いを進める事となった。なお、前任のアキノ元大統領は、南シナ海問題をオランダのハーグ仲裁裁判所に提訴した人物であり反中で親日・親米であったために、今回の中国派遣の任務にはあてられなかった。
今回のフィデル・ラモス元大統領の中国への派遣は、日本の岸田外相がフィリピンに訪問する事に関連するとみられている。日本政府はフィリピン政府に対して、二国間のみで話し合いを進めずにASEAN全体で話し合いを進め中国の南シナ海への進出を防ぐよう要望するとみられている。中国政府は南シナ海の進出が妨害される事を防ぐために、日本とフィリピンの間で具体的な話し合いがもたれる前に、二国間のみで話し合いを進め他国の妨害を防ぐ狙いがあるとみられている。
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ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。
失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。
インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
しかも情報垂れ流し。
日本は経済制裁すべきですな
こんなの泥棒国家支援するな!
中国に頼め
何を偉そうに・・
賄賂もらって情報流しただけじゃないか!
毎々、興味深く拝読しております。
有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。
さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?
日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。