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日本政府はラオスにおける不発弾処理の支援を実施しているが、日本の建設機械メーカーであるコマツ(株式会社 小松製作所)の協力をうけて、近年では安全な不発弾処理を進めている事を発表した。

ラオスは、ベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)の際にラオス国内がホーチミンルートに繋がっているとして激しい空爆を受けていた。その際に、投下された多くのクラスター弾が不発弾(UXO)として残っており、国土の約3分の1が不発弾により汚染されているともいわれている。戦後は海外からの協力により、不発弾除去を進めているが、不発弾を除去するのは非常に危険な作業となるため、現在も多くの土地が汚染されている状況であった。

日本の建設機械メーカーであるコマツは社会貢献活動の一環として、ラオスの不発弾除去を安全に行うための世界初となる対人地雷除去機(UXO処理用)を開発した。この機材は、不発弾として残っているクラスター子弾を機材の先端の爪の部分で爆発を伴わずに一瞬に粉砕するものである。今までは手作業を中心として地雷除去を行ってきたため、比べものにならないほど安全に除去出来る事となった。

日本政府は、このコマツが中心となり進めている地雷除去プロジェクトに対して資金協力を昨年に実施しており、現在は様々な実証データを集め除去機の作業手順等を作成している段階である。今後はラオス政府の認可を受けて、本格的な除去活動を進めていく予定である。

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  • ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。

  • 失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。

  • インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
    しかも情報垂れ流し。
    日本は経済制裁すべきですな

  • 毎々、興味深く拝読しております。
    有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。

    さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?

  • 日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。

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