日本の総合商社である双日株式会社は、ASEAN地域における工業団地開発を積極的に推進しており、インドネシアにおいては、現地財閥の財閥のシナル・マス・グループ(Sinar Mas Group)などと共同で工業団地開発を実施していた。このシナル・マス・グループと双日などが出資し設立した総合都市開発事業会社のプラデルタ・レスタリ(PT. Puradelta Lestari Tbk(PDL))が、5月29日にインドネシアのジャカルタ証券取引所に上場したことを双日は発表した。
このPDLは、インドネシア・ジャカルタ市に近いブカシ県で、約3,000ヘクタールの住宅・商業・工業団地の総合都市のデルタマス・シティ(Deltamas City)の開発、運営を展開しており、このシティ内でグリーンランド・インターナショナル工業団地(GIIC)の開発を推進している。このGIICでは、日系企業が満足する水準の各種インフラやセキュリティーサービスを完備しており、現地進出に必要な許認可手続き、引越し支援、物流サポートなどのサービスも提供している。GIICには既に80社(日系64社)が入居している。
双日は、PDLの上場で得た資金をインフラ整備や更なる用地取得に使用するとともに、駐在員および現地住民の人々の生活を改善させ、インドネシアへの日系企業による投資を加速させたうえで、インドネシアの経済発展に貢献していくことを表明している。
【上場したプラデルタ・レスタリ社の概要】
名称:PT. Puradelta Lestari Tbk(PDL社)
本社所在地:Kota Deltamas Jalan Tol Jakarta Cikampek KM37,Cikarang Pusat, Bekasi, Indonesia
設立時期:1993年11月
出資構成(上場後):双日:22.5%、シナル・マス・ランド・グループ:45%
事業内容:住宅・商業・工業団地の総合開発、運営
【デルタマス・シティの概要】
名称:Deltamas City
立地:インドネシア 西ジャワ州ブカシ県
内容:住宅・商業・工業団地の総合都市
開発規模:総開発面積約3,000ヘクタール(うち、GIIC工業団地は約1,300ヘクタール)
【グリーンランド・インターナショナル工業団地の概要】
名称:Greenland International Industrial Center(GIIC)
開発着手時期:2008年7月
基礎インフラ設備:電力、給水、排水、通信、ガス、物流センター、レンタル工場(1,100㎡から使用可)
開発規模:総開発面積約1,300ヘクタール(第一期約700ヘクタール、第二期約600ヘクタール)
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ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。
失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。
インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
しかも情報垂れ流し。
日本は経済制裁すべきですな
こんなの泥棒国家支援するな!
中国に頼め
何を偉そうに・・
賄賂もらって情報流しただけじゃないか!
毎々、興味深く拝読しております。
有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。
さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?
日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。