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シンガポールでは新しい観光地を建設する事で海外から多数の観光客を呼び込み、元々の治安の良さもあり、各種旅行サイト・旅行本などで行きたい国No.1に選ばれている。この観光産業の主軸として2010年に「マリーナ・ベイ・サンズ」を建設しており、このホテルには多数の日本人も宿泊しており好評であるが、シンガポール国全体の観光産業としては、観光客数の減少およびホテル宿泊料金の減少により苦戦している状況である。

マリーナベイサンズホテルは、日本ではSMAPのメンバーがSoftBankのCMで出演したために、人気に火が付いた。この3棟のホテルタワーの上に横たわるインフィニティプールを求めて、多数の宿泊者が訪れている。このホテルでは、無料で音楽と光のショー(ワンダー・フル)を提供していることもありサービスレベルも高いため、ホテルの評判は高い状況である。しかしながら、シンガポール全体における観光産業が頭打ちとなっているため、マリーナベイサンズホテルもこの影響を受けている状況である。

以前のニュース(シンガポールの2014年の観光産業は訪問者が減少し収入が横ばい)でも報じているが、シンガポール観光局に発表によると、シンガポールへ訪れる観光客数は減少しており、観光収入が頭打ちとなっている状況である。また、この観光客数の減少が現在も継続しているため、ホテルの宿泊料も減少しており、マリーナベイサンズホテルもこの影響を受けて、宿泊料金を若干減少している。

(ホテルの内部の様子)

シンガポールは、国土が狭い事もあり観光客は2,3日もあれば全ての観光地を巡る事が可能であるため、リピーターが発生しにくい状況である。そのため、以前のニュース(シンガポールは観光産業発展のため水と自然をテーマにした公園を建造)でも報じているが、政府は新しい観光地を作成しリピーターを増やそうとしているが、観光客数の減少に追いついていない状況である。また、近隣諸国のマレーシアリンギット・インドネシアルピアの通貨下落により、観光旅行先をこの両国へ変更する観光客も増えていると見られており、早急な対策が求められている。

マリーナベイサンズホテルや他の高級ホテルなどの評価自体は高いため、今後のシンガポール政府の手腕が問われている状況である。

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  • ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。

  • 失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。

  • インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
    しかも情報垂れ流し。
    日本は経済制裁すべきですな

  • 毎々、興味深く拝読しております。
    有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。

    さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?

  • 日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。

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