X
このページの所要時間: 110

フィリピン統計局は、フィリピンにおける11月の消費者物価指数(CPI)上昇率が、前年の同月と比較して1.1%増だったことを12月4日に発表した。前月の10月との比較では、0.7%の上昇であった。

消費者物価指数(CPI)とは、インフレ指数とも呼ばれており、一般消費者が商品やサービスなどを購入する際に、商品を購入する価格の変動を表す指数である。この指数が上昇していると商品・サービスなどの価格が上昇することとなり、下落している場合には価格が下落していることとなる。

統計局の発表によると、今回のCPIの上昇は野菜価格が上昇したことにより、結果として食品全体のCPIが増加したことが影響している。エネルギー価格は下落したが、食品の増加率が上回った。エネルギー価格の変動は不安定であるため、来月以降は価格が急上昇する可能性もある。なお、通年の11月の指数と比較した場合には、今年の11月の指数は低くなっている。

中央銀行は、今回のCPIの上昇は通常の範囲内での変化であるため特段の問題はなく、特別な対策は実施せずに今後も推移を確認していくとの旨の見解を発表している。しかしながら、一部のエコノミスト達からは、CPIの上昇は長期的にみた場合にはフィリピンの経済成長の阻害となる恐れが強いため、今後も上昇が続く場合には政府は抑え込む必要があると指摘している。

View Comments

  • ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。

  • 失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。

  • インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
    しかも情報垂れ流し。
    日本は経済制裁すべきですな

  • 毎々、興味深く拝読しております。
    有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。

    さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?

  • 日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。

  • 1 2 3 6