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アセアン域内全体で鶏肉の消費量が増加していることに伴い、この域内における鶏肉生産会社の再編・巨大化が進んでいる。インドネシアの複合企業のサリム・グループ(Salim Group)は、マレーシアのペナン州の養鶏業者CABチャカランと、鶏肉事業を手掛ける合弁会社をインドネシアに設立することを発表した。

インドネシアの複合企業のサリムグループは、1916年に中国で生まれた創業者のスドノ・サリムが1938年にインドネシアに移住した後に設立されたアジア最大級のコングロマリットである。日本企業との繋がりも深く、NTTグループや日産などの自動車メーカーとの協業も実施している。

今回設立される合弁会社により、サリムグループの主導の元、CABチャカランの持つノウハウを生かしてインドネシアにおいて養鶏から鶏肉の生産・加工・販売までを一貫して行う大規模な事業が展開されることとなった。

アセアン域内の鶏肉生産国としては、タイのチャロン・ポカパン・グループが先行しており、巨大な市場を押さえているが、域内全体では今後も鶏肉の消費量が増加するとみられているため、今後も鶏肉生産会社の再編は進む見込みである。

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  • ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。

  • 失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。

  • インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
    しかも情報垂れ流し。
    日本は経済制裁すべきですな

  • 毎々、興味深く拝読しております。
    有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。

    さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?

  • 日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。

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