X
このページの所要時間: 19

独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ミャンマーの二大都市ヤンゴン・マンダレーにおける電力供給安定化に貢献するため、約108億円を限度とする円借款貸付契約を締結した事を発表した。

ミャンマーでは経済成長に伴い電力需要が急速に拡大しているが、既存の発電設備の老朽化や乾季の水量不足などの理由により、新規の発電所建設のみならずに既存の発電所の改修が喫緊の課題となっていた。特に水力発電所に関しては、乾季の水量不足等により稼働率が低下しており、年間を通じて一定の電力供給を行えていないと問題が発生していた。また、設備が老朽化しているために、発火・漏水等の理由による機器故障等が多発し、計画外の発電停止を余儀なくされていた。そのため日本政府は、この水力発電所の改修を支援する事を決定した。

今回の支援プロジェクト「水力発電所改修事業(Hydropower Plants Rehabilitation Project)」では107億8,700万円を限度とする円借款貸付契約により実施される。調達条件は一般アンタイド(資機材や役務の調達に関する制限を一切課さない)となり、償還期間は40年となる。改修する発電所は、バルーチャン第一水力発電所とセダウジ水力発電所となる。貸付資金は、各設備の調達と設置工事やコンサルティングサービスに使用される。

View Comments

  • ベトナムのヴィンロン省出身です。日本企業は今ベトナムに巨額の投資をしているのですが、この機会にぜひヴィンロン省にも投資をお考えてみてはいかがですか。ヴィンロンは農業が盛んな地域で、サイゴンとカントーの間にあり、人口102万人もいるという地理的にも有利で,人材的にも豊富です。

  • 失礼します。いつもニュースを拝見しているヤンゴン在住者です。上記記事の今年1月のレートは、1ドル=1030チャットの誤りではないでしょうか。上記のレートでは、急激なチャット高が進んでいることになってしまいます。また、出典が書かれていませんが、参考までに書いて頂けると、読者のためになるのではないかと思います。僭越ですが、よろしくお願い致します。

  • インドネシアは盗品とわかって購入する恥知らず。
    しかも情報垂れ流し。
    日本は経済制裁すべきですな

  • 毎々、興味深く拝読しております。
    有益な情報を発信して頂きまして誠にありがとうございます。

    さて、本記事についてですが、宜しければ記事のソースを教えて頂けないでしょうか?

  • 日米間も過去を乗り越えることに成功した。越米間はちょっと状況あ違うだろうが、なんとか過去を乗り越え、発展した関係になってほしい。このままでは、中國の思うツボだ。

  • 1 2 3 6