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岸田政権は、日の丸配信プラットフォームを構築するにあたって、民間企業であり日本最大の動画配信サービスであるU-NEXTなどと協力するのではなく、政権と深い関係にあるNHKと民放などを軸として、構築する方針であることが明らかになった。
第22回目となる公共放送ワーキンググループが、6月14日に開催された。この会議の次第は「第21回会合におけるヒアリングでの構成員の質問への回答」「ヒアリング(南海放送株式会社)」「意見交換」となった。
「第21回会合におけるヒアリングでの構成員の質問への回答」では、構成員からは『コンテンツ産業全体の競争力の強化のために、NHKと民放が共同して日の丸配信プラットフォームを構築し、日本の放送コンテンツのブランド力を高めていくという視点が重要であると考える。放送コンテンツの流通促進に向けたNHKと民放の共同での配信プラットフォームについてNHKはどう考えるか』との質問が行われていた。
この質問に対して、NHKは『NHKの基本的な考え方は、本日御説明したとおり、視聴環境が変化する中においても、国際発信・国際展開の双方で「日本の視座」、そしてアジアの視点を発信して、公共放送の役割を果たしてまいりたいということ。その上で、NHKと民放の共同での配信プラットフォームの構築については、まずは公共放送ワーキンググループでの議論を注視したい』との旨を回答している。
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