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タイは以前の記事(タイ軍事政権は政権安定化へ向けて進む)で報じているように、政権安定化に向けて進んでいるが、諸外国からは必ずしも好意的に受け止められていないのが現状である。EUは23日に、タイで樹立された軍事政権に対して、公式訪問などの各種行事を一時停止する事を決定した。

この決定では、貿易協定などの各種協定の凍結を保留とする可能性にも触れた。現時点で実施しているメディアへの検閲も即時撤廃する事を求めており、正当な民主主義政治に戻るように要求した。今後の民主化選挙の動きによっては、追加で制裁を行う可能性があることも述べている。
タイ側も23日の決定には反発しておりEUの対応を受けて、EUは現地の事をよく把握していない状態での決定をしておりタイの実情をもっと知るべきである、とのコメントを発表している。

米国およびオーストラリアもタイとの関係を縮小しているため、現時点ではタイの軍事政権を支持する声は非常に少なく、早ければ8月頃に予定されている新しい政権が成立するまでには諸外国との関係改善は難しそうである。

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