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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、新日鐵住金株式会社のインドネシアにおける事業展開を支援するため、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三井住友信託銀行株式会社との協調融資により、総額で220百万米ドルの融資を行うことを発表した。
インドネシアの自動車市場は、近年の経済成長および人口増加により今後も堅実に市場が拡大していく見込みである。この自動車産業の拡大により、自動車関連部品の需要も増加していくとみられている。新日鐵住金では、2015年度から2017年度を実行期間とする「2017年中期経営計画」においてASEAN地域においては、現地生産化を進め、確固たるプレゼンスを構築していく方針であることからも、インドネシアにおける事業展開を加速させていた。
今回の融資は、新日鐵住金がインドネシアに設立した合弁会社において、自動車用冷延鋼板及び溶融亜鉛めっき鋼板の製造・販売事業を行うために必要となる資金を融資するものである。JBICでは、今後も日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献することを目的として、日本の公的金融機関として日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針であることを表明している。
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