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日本政府は、ミャンマーのシャン州ラーショー総合病院の整備を支援していたが、この整備が完了した事に伴い引き渡し式典を開催した事を発表した。

中国・ラオス・タイに国境を接しミャンマーの東部に位置するシャン州にあるラーショー総合病院では、老朽化が進んでいるために、地域の中核病院として求められる医療が提供できない状況となっていた。そのため日本政府は、ラーショー総合病院に新たな病棟などを建設し、ベッド・麻酔器・患者監視装置・放射線診断装置などの医療に必要な機材の供与を行い、地域の中核病院としての機能を強化する施設整備を実施する事を決定していた。

この支援プロジェクトは、供与額が15.10億円の無償資金協力「シャン州ラーショー総合病院整備計画(The Project for Improving Lashio General Hospital in Shan State)」として実施されていた。この支援プロジェクトのフェーズ1として外来部門・癌科・検査部門等の機能を有した病棟(RC造、2階建て)の建設を実施しており、フェーズ1が完了した事に伴い、完成引き渡し式が実施された。フェーズ2としては、来年の2月頃を目途として、同病院敷地内に更に一棟の新病棟を建設する予定である。

開催された引き渡し式典では、ミャンマー政府側からは「日本政府はミャンマーの保健医療分野に対して長年にわたる支援を継続してくれている。他の地域の総合病院に関しても同様の支援をして頂けるため、感謝を申し上げる。」との旨が述べられた。

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