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ベトナム政府は、アメリカ政府のドナルド・トランプ大統領からの招待を受けてグエン・スアン・フック首相が5月29日から31日の予定でアメリカに公式訪問を行う事を発表した。

ベトナム政府と米国政府は、包括的パートナシップ関係となる事に2013年に合意していた。その後に両国は貿易・経済分野における協力を進めており、特にベトナムからアメリカへの輸出が増加していた。ベトナムからの輸出は農産物が占めており、アメリカからの輸出は機械・電気機械・航空機などが占めている。近年ではアメリカ政府からの武器輸出が解禁されており、ベトナムが武器を購入するために必要となる資金を供与する事も決定している。

アメリカに訪問するフック首相は、アメリカ政府高官との間で経済・貿易・投資・防衛などの分野における連携を強化するための会談を実施する予定である。なお、フック首相とトランプ大統領は、昨年の12月に電話会談を実施していた。この際に両者は、両国は過去の歴史に囚われることなく前向きに関係を強化していくべきであるとの認識を共有していた。