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防衛省・自衛隊は、外国との安全保障協力・対話の防衛協力・交流活動の一つとして、ベトナムに対して潜水医学分野の能力構築支援事業を実施したことを発表した。

日本の防衛省では、海外との交流事業の一環として、能力構築支援事業を実施している。ベトナムに対しては、潜水医学・国際平和維持活動・飛行安全・人道支援・災害救援・飛行安全・航空医学・サイバーセキュリティ・PKOなどを分野の支援を実施していた。今回は、海洋安全保障分野の能力構築支援事業として、潜水医学セミナーが開催されることとなった。

今回の支援は、3月11日から15日にかけてベトナム北部のハイフォンの海軍医学院で実施された。支援対象はベトナム海軍医官などの約30人であり、日本から派遣された要員は防衛省国際政策課員2人と海上自衛官3人となる。また、日米連携の取組みの一環として、アメリカから医官2人・潜水士1人・衛生要員1人の計4人も今回のセミナーに参加した。

今回実施されたセミナーは、海上自衛隊が培ってきた当該分野の豊富な経験や知見を提供することで、ベトナム海軍医学院の臨床及び研究能力の向上を企図したものである。過去5回のセミナーを通じて、潜水医学に関する概論等の基礎的な教育を実施していたことから、今回のセミナーでは発展的段階として日本・アメリカ・ベトナム3ヵ国の潜水医学に関する症例紹介と検討を中心としたプログラムが行われ、専門的な議論が活発に行われた。

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