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WHO西太平洋地域事務局は、ラオスでH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染例が確認されたことを発表した。
WHOの発表によると、H5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認されたのは、ラオス南部サラワン県の1歳の女の子となる。この女の子は、家禽と接触し、10月13日に咳・発熱・呼吸困難の症状を訴え、16日に入院し、19日に退院していた。家族は検査の結果、陰性であった。H5N1型鳥インフルエンザは感染した場合、重篤な経過をたどり致命的となり得るので早期治療を要するものとなり、多くの場合は家禽などと直接接触しているヒトが感染するものである。衛生環境に注意を払い、鳥との接触やリスクのある環境を避けることで感染を防ぐことができるものである。
鳥インフルエンザへの注意事項としては、「農場や生きた動物を売っている市場を避ける」「鳥に触れない」「鶏肉と卵を食べる際には加熱調理されていることを確認する」「アヒルの生血等の食品を食べない」「食事の前後に手を洗う」「鳥が生息する水域で泳がない」「インフルエンザの予防接種を検討する(鳥インフルエンザを予防できないが、ヒトインフルエンザとの「重複感染」のリスクを減らす)」「インフルエンザ様の症状(発熱、咳、倦怠感)を発症し,過去に鳥と接触歴がある場合は速やかに医師の診察を受ける」などが挙げられている。
今までは、鳥インフルエンザはヒト・ヒト感染を容易には起こさないと考えられているが、このウイルスが遺伝学的な変異を起こした場合、ヒトの間で流行する恐れがあるされており、その場合にはヒトはこのウイルスに自然免疫がないので深刻なパンデミックを引き起こす可能性もあるとされている。
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