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ベトナム政府は、新型コロナウイルスのワクチンを国内で製造すること目的として、ドイツ・韓国・イギリス・日本・WHOなどと会談を実施し、ベトナムに技術移転をするように要請している。
ベトナム政府の見解によると、ベトナムは新型コロナウイルスのワクチン輸入リスクが存在するため、国内でワクチンを製造するための取り組みを進めている。しかしながら、国内のワクチンの研究開発には、しっかりとした科学的背景が必要であるため、技術移転は一夜にして行うことはできなかったが、ベトナムであればワクチン製造を実現できるとしている。そのため、ドイツ・韓国・イギリス・日本・WHOなどに、ワクチン製造技術の技術移転などを要請している。
ドイツとの会談は、22日に実施された。ベトナム側からは、ドイツが東南アジアの国に100万個の迅速検査キットを寄付したことに感謝の意を示すとともに、ワクチン製造技術のベトナムへの移転を促進することを提案した。
韓国との会談は、23日に実施された。ベトナム側からは、韓国政府が設立したワクチン基金へ、サムスン、LG,SKなどの韓国企業から寄付が行われたことを高く評価する旨が伝えられた。また、韓国政府からの、政府開発援助の継続、二国間労働協力の拡大、戦後の爆弾・地雷除去作業への支援を期待している旨が伝えられた。また、新型コロナウイルスのワクチンを開発するために必要となる各種技術の支援も要請した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長との会談は、24日に実施された。ベトナム政府側からは、ワクチンのベトナムへの供給を確実に実施するとともに、ベトナムが地域におけるワクチン生産のハブの一つとなるように支援することを求めた。
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